このまま続けば…末期のアルコール依存症の症状

アルコール依存症患者の中には、このまま酒を飲んで死ねたら本望だと豪語する人もいるようですが、実際にはどうなんでしょう。

アルコール依存症となってしまう事を前提に飲酒を始めたんではなかろうに、減酒や断酒をしたくないからそう言ってるだけでしょうね

アルコール依存症を発症してからそう思うようになったなら、本望と言うには少し違う気もします。病気なんですから。

飲酒を始めた頃から酒の美味しさに魅せられて「酒で死ねたら本望だ」と言うのなら別ですが。

飲酒を咎められて逆ギレして、酒で死ねたら本望だ言うには本望ではなくただ今何が何でも飲みたいだけなのです。

アルコール依存症はアルコールを欲しがり、コントロールが効かなくなり、いつしか見境のない飲酒が生活の全般を占めています。

この病気で死ぬかと言えば難しいところで、アルコールの長期にわたる過剰な摂取で肝障害、膵炎、胃腸障害、糖尿病、脳炎などの病気が起こります

そして、記憶や言動、視力にも害を及ぼします。ここまで身体に無理をさせてまで飲酒をするのです。

アルコール依存症で死ぬというよりアルコール依存症になって体を壊してしまい、死に至る病とったところです。

末期症状は、飲んで寝て、起きて飲むといったところでしょうか。

末路でいうと、肝硬変や糖尿病など命に関わる病気を引き起こしていながらも飲酒を続けて死に至る、それか、精神異常をきたし鬱状態に陥り自殺を選ぶ

もしくは命に関わる病気を引き起こして断酒をしてもなお不自由な生活を強いられるといったところです。

末路というのは誰もが安易に想像していたよりもずっと過酷といいますか、それ相当なものです。

悲しいことに、末路を辿る本人以外はその後始末として本人に返る末路が目に見えているのです。アルコール依存症じゃなくても、バカなことばかりしている人、だらしない生活を送っている人、皆がそうなのです。

周りの人は「それみたことか」としか思えないのです。

私個人、アルコール依存症を患いながら、それでも酒を飲み続けた人が身体を壊して入院し、苦痛にあえぎ、治療の甲斐あって身体の不調も落ち着いた頃にはもう酒を欲しがる状態が末期症状だと感じます。

どんなに痛い目に逢おうと、ほとぼりが冷めればアルコールを求めて後に来る苦しみを知ったくせに飲もうとする状態。

末期症状とは逃れられない状況であり、アルコール依存症の末期症状とは、まさに苦しみを知ったうえでもなおアルコールを求めること

もう、生死を問わない狂った姿が末期症状です。

アルコール依存症の治療

アルコールの禁断症状

禁断症状という言葉を聞いた事はあるかと思いますが、今は「離脱症状」と言うようです。

アルコール依存性患者がアルコール摂取をしていない時に出るのが、この離脱症状です。

身体の症状として発汗、発熱、不眠、下痢、吐き気、手や指の震えや痙攣が特徴です。

精神的な症状は不安感、焦燥感、落ち込み(抑うつ)が特徴です。

アルコール依存性患者がお酒を飲んでいない状態で7~8時間経過した時に「早期離脱症状症候群」が起こり、20時間経過すると「後期離脱症状症候群」が出ます。

こうした点で分かるように、アルコール依存性というのは24時間365日飲んでいなければ気が済まないということではありません

仕事を終えてから飲み始め、仕事に支障がこない時間内に飲酒を切り上げていればアルコール依存性ではないということではありません。

離脱症状が起こるかどうかで見極めるのです。この後期離脱症状症候群は、自律神経の乱れを起こして興奮状態を作り上げ、発汗や発熱を引き起こします

ここで怖いのが幻覚や興奮です。アルコール依存性患者の死亡率はこの時に高まると言われています。

離脱症状が見られた時点で、必ず医療機関にかからなければならないと思ってもいいでしょう。

依存性と離脱症状は患っている本人が、どれだけ強く改善や禁酒を誓ったとしても簡単に覆すほどの影響力があるのです。

アルコールという物質を求める欲求や離脱症状の辛さというものは計り知れない威力を持ち、本人や支えになろうとしている人達を平気で裏切らせるものです。

ですが、離脱症状を起こしていたら、これは禁酒をできない本人の問題ではなく病気のせい

アルコール摂取をコントロールできるよう勧めても意味がないと理解し、まずは医療機関で適切な処置を受ける事が最善だということを踏まえてください。

重度のアルコール依存症症状失禁

人は、何が「せめてこれだけは自分でしたい。自分でできなくなるのは嫌か?」というと、きっと排泄が多い答えかと思います。

私自身も、もしも病気や怪我で自分でトイレに行けなくなり、誰か人の手を借りたりオムツの世話になったりしたら?などと考えると、辛いものがあります。

しかし、もしもそうなったとしても、その時は病気や怪我によるものであり、自ら進んで、トイレもままならない状況になるなんて絶対にあり得ないと思いたいものです。誰しも思うことですね。

ところが、アルコール依存症症状が進行すると、失禁を(おもらし)する人もいるのです。

良い気分、もしくは半ば自暴自棄で酔い潰れているところにアルコールによる利尿作用も重なりますから、無理もないと言えば無理もないのでしょうが、こればかりはほとほと情けないとしか言い様がないでしょう。

アルコール依存症症状の段階にもよりますが、脳の萎縮で意識障害が起こるものと、前後不覚に酔っ払いながらトイレを間違う、我慢したまま眠りこけたという辺りで、どちらにしてもアルコール依存症でなければ失禁などしなかったでしょう。

アルコール依存症で怖い脳の症状

私自身もアルコール依存症で、本当に酷い状態の酔い方をしたものですが、さすがにトイレをしくじることはありませんでした。

断片的な記憶の中、転びながらトイレへ何度も行った覚えがある位ですから相当失禁いうのはタブーなはずです。

情けないことに、数え切れない回数を汚してはならない場所で嘔吐はありましたが、どういう訳かトイレだけは絶対に行くのです。

たまに「酔っ払ってその辺で寝てた」「目を覚ましたら知らない場所で、持ち物もなかった」という話を聞きます。

それだけ大胆な行動に出てしまうならトイレをしくじってもおかしくない気もします。

しかし、そうは行かないのが『トイレで用を足す』という、謂わば擦り込まれた行動のような、どんなに酷い状況でも潜在意識が失禁だけは阻止するという働きでもしているんじゃないか?とさえ思ってしまいます。

それを裏付けるように、アルコール依存症の人を抱えた家族は、やはり患者の失禁した姿を見るのが凄く辛いといいます。

そして、本人は酔いが覚めて失禁した事実を知ると、これではいけないと知り、禁酒を決めることもある程です。

もちろん、真逆で情けなさと恥ずかしさから現実逃避に走り、また飲み始めることも。

アルコールで失禁など、だらしなさの極みであり、続くかどうかは別にして、自ら禁酒を誓う程の出来事なのです。

長い時間をかけて大量のアルコールを摂取した挙句に肝機能、心臓、胃腸、脳の機能の低下も命に直接影響するのですから、おおいに取り返しがつかない事態ですが・・・。

アルコール依存症の家族の想い

 

 

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依存症治療の専門家による方法

 

 

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